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Fujitsu FMV-BIBLO NF/A70 に Windows 10   旧~い PC 達でも現役に!!

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Fujitsu FMV BIBLO NF/A70 は 2008 年上半期に発売された Windows Vista 機です。パフォーマンスの問題を除けばハードウェアの欠陥はないようです。 Windows 10 にアップグレードできます。(2023.12 現役稼働中。予備機)

Fujitsu BIBLO NF/A70 で Windows 10

添付アプリ等のサポートはないものの Windows 7 へのアップグレード、従って Windows 7 から Windows 10 へのアップグレードは可能で、22H2 まで更新されます。ただし、デバイスが「そのままでは」動作しないものがあります。

↓直接起動ボタン×
仕様
CPU Intel Core2 Duo T8100
クロック CPU 2.10GHz, システムバス 800MHz
メモリ DDR2 最大2GBytes×2
ストレージ sATA 160GB HDD / 5400rpm
グラフィック チップセット Mobile Intel GM965 Express, Intel GMA X-3100
マザーボード FJNB81E4
OS Windows Vista Home Premium SP1 64Bit

固有のデバイス

  1. アプリケーション直接起動ボタン×
    Windows Vista では、レジストリに記述することで好きなアプリケーションを任意のアプリケーション直接起動ボタン (Application Direct Launch Button) に割り当てて起動することができました。Windows 10 では廃止されました。7 つのボタンの内、スピーカー音量の増減ボタン 2 つは動作します。

  2. 指紋認証
    デフォルトでデバイスドライバがインストールされます。 先ず、[設定] から [アカウント] の [サインイン オプション] から [パスワード] を設定し、次いで[Windows Hello 指紋認証] で指紋を登録します。システム標準の指紋認証に対応しているようです。

  3. FeliCa
    Felica ポートは Sony 社のサイトから NFCPortWithDriver.exe ドライバー表示ツール NFCardViewer2.exe をダウンロードし、インストールして使用できます。交通用のカードの支出、チャージの履歴が読めます (それだけのこと)。

  4. SD カード・PCカード
    互換性のない O2Micro~ のデバイスドライバー全てをアンインストールし、Windows 10 のアップグレード後に更新します。旧いドライバーをアンインストールしないと、Windows 10 のへのアップグレードに失敗します。

  5. 無線LANカードスロット
    無線LANカードは miniPCI スロットに装着するもので、障害のある intel PRO/Wireless 2915ABG (801.11.a/b/g 54Mbs) を他の物に容易に交換できます。取り敢えず、 IBM から入手できる Vista 用ドライバーで動作させ、更新に任せました。その後、3945ABG に取り換えて動作させています。

延長使用の工夫

  1. 無線LAN
    intel PRO/Wireless 2915ABG は ①接続が中断する ②再接続を試みてもつながらない ③切断してからキーを入力して再接続を試みてもつながらない という不都合 (Centrino 機 同梱の無線 LAN カード 2200BG/2915ABG/3945ABG) があります。また、XP 用ドライバーに脆弱性があり、ドライバーの更新は必須です。2915ABGは、DEV_4222 (2915ABG) がサポートされている Lenovo サイトの 3945ABG Vista 用ドライバーの修正版 の .inf ファイルでインストールできます。
    手っ取り早い方法は、これ以降の無線 LAN カードに取り換えることです。 と言う事で手っ取り早く、3945ABG に取り換えました。3945ABG なお、 Windows 10 では 3945ABG のドライバーは更新され、修正されます。

  2. 外部ディスプレイの使用
    自動で検出できない場合があるので、[ディスプレイ設定]で、先ず[検出]する必要があります。ディスプレイ毎に、アダプタのプロパティの [モニター] から PnP への対応/非対応(TV 等をモニターにする場合)を、[モードの一覧]から適当な解像度とリフレッシュレートを選ぶ必要があります。

  3. 更新
    アプリケーション直接起動ボタンを除いて、機能制限はありません。22H2 への更新は可能です。

  4. メモリ不足
    当初の搭載メモリ 4GBytes ではパフォーマンスが出ません。残念ながら、DDR2 メモリの時代は終り、単独 4GB (2 枚装着で 8GB 狙い) の SODIMM は希少品で、入手が困難です。
    しかし、何せ、旧~い PC です。余計なアプリ (特におまけソフト) をアンインストールし、不要なバックグラウンドサービスを停止し、スタートアップ時の起動アプリを精査、停止し、無駄に残るレジストリを掃除するのが 1 番です。多少モッサリしながらのキビキビ感に戻ります。

つぶやき

とにかく、「動く」のは有難いことです…

Lubuntu を低遅延カーネルに替えた HDD を装着して使っています。プレイリスト管理型の Audicious アプリとした「音楽再生用」です。ジッターも少なく、Windows では金属音的な耳触りな音の混じる再生音でなく、バイオリンがバイオリンらしく聴こえます。ファンも殆ど回らず、低い音は発生していないので、遮音箱、といっても穴だらけの外壁とサイズの違う穴の内壁の簡単な箱に入れています。とにかく、「動く」のは有難いことです…