Windows 7 と Intel 852/855 GM グラフィックドライバー
Fujitsu FMV-820NAL に Windows 7 をインストールする
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インストールされないドライバーの問題

Fujitsu FMV-820NAL は 2004年に発売された Windows XP パソコンです。それに Windows 7 (32Bit) をインストールすると、ベンダー固有のハードウェアドライバー FUJ02B1ドライバーと i852/855gm (Intel 82852/82855GM/GME) グラフィックドライバーがインストールされません。そのため、スタートメニューのシャットダウン項目の [スリープ] が無効になり、背面の VGA Dsub15 ポートから画像が出力されません。(もし、FMV-820NAL が横長ディスプレー搭載機なら、それもサポートされません。) i82525/855gm は XP 全盛期前半の Intel CPU 搭載機では、デファクトスタンダードなグラフィックデバイスでした。

一方、サウンドその他のドライバーは Windows Update でインストールされます。

Windows 7 は WDDM と呼ばれている仕様のグラフィックドライバー上で働きます。FMV-820NAL に搭載されている i852/855gm の WDDM ドライバーは提供されず、代わりに、機能制限された "標準 VGA グラフィックアダプター" ドライバーがインストールされます。

32Bit Windows 7 では Windows XP 用の旧い仕様の XDDM ドライバーを "署名を強制しない" のであれば、インストールできることになっていますが、通常の手順でインストールすると、"既に最新" であるとしてインストールされません。また、この "標準グラフィックアダプター" は TrustedInstaller サービスが所有しているため、管理者権限で削除しても、再起動すると再インストールされてしまいます。

FUJ02B1 ドライバーのインストール

下のサイトからダウンロードした IndicatorUtility (E1005486.exe) を実行して解凍された U300 フォルダの .inf ファイルでインストールすれば OK です。Setup.exe を実行して、インジケーター自身を組み込むこともできます。

(Fujitsu 公式サイト)
http://www.fmworld.net/cgi-bin/driversearch/drvdownload.cgi?DRIVER_NUM=E1005486

i852/855gm ドライバーのインストール

XDDM ドライバーをインストールすると、場合によっては、"準備ができた" という通知があっても、再起動しないと有効になっていないことがあったり、デバイスマネージャーで変更されたはずのものが表示されないことがあるようです。そのような場合、 "ハードウェア変更のスキャン" を実行すると、再びインストールされてから、変更が表示されます。そのため、ドライバーのインストールやアンインストール後には、そのつど、変更を確認し、再起動するとトラブルを防げるようです。確認しながら、間違いのない手順で進めないと、インストールに失敗したり、インストールできた筈なのに正常に働かない場合があります。

  1. XP/2000 用ドライバーを確保します。下のサイトから入手できる、 Intel のバージョン 6.14.10.3732 を解凍しておきます。このバージョンは、ハードウェアに関連する 2 つのドライバーもインストールし、外部モニターへ出力も可能になります。
  2. (cnet からのダイレクトリンク)
    http://download.cnet.com/win2k_xp1361-zip/3001-2108_4-104047.html?hasJs=n&hlndr=1&dlm=0

  3. 準備段階として、グラフィックの構成を確認します。

      2. i.
      2. ii.
    1. スタートメニューの [シャットダウン] 項目のサブリストをチェックします。この時、"スリープ" が無効で "休止状態" が有効なら OK です。

    2. "標準VGAグラフィックアダプター" にドライバーがインストールされ、"ほかのデバイス" に、ドライバーがインストールされていない "ビデオコントローラー" があれば OK です。


  4. セーフモードで起動 (Windows 起動直後に [F8] を押す) します。

  5. 4. i.
    4. ii.
  6. 特定の .inf ファイルを直接選択するので、ドライバーを手動で更新します。この時、

    1. デバイスマネージャーから "標準 VGA グラフィックアダプター" のドライバーを更新します。

    2. "コンピューターを参照して検索" します。

    3. 4. iii.
      4. iv.
    4. "…一覧から…選択" します。

      "場所で…検索" すると、このフォルダ(~\2000)には様々な .inf ファイルがあるので、正常にインストールされないことがあります。

    5. "ディスク使用" で検索します。

    6. 4. v.
      4. vi.
    7. 準備したドライバーの "ialmnt5.inf" ファイルを選択します。

      次いで、ディスク上の場所を再確認します。

      次いで、ハードウェアモデルを確認します。

    8. インストールが始ます。"発行元の検証" を無視して、更新を強制します。インストールが続きます。

    9. 4. vii.
      4. viii.

    10. 再起動を求められます。

    11. 再起動を求められない時は、"ハードウェア変更のスキャン" を実行します。

      ドライバーが再インストールされ、デバイスマネージャーに 2 つの "Intel(R) 82525/82555 GM/GME Graphics Adapter" があるかを確認します。

    12. 4. ix.
      4. x.
    13. デバイスとドライバーに不整合があるかも知れないので、セーフモードで再起動します。

    14. ドライバーが再インストールされ、2 つの "Intel(R) 852/855 GM/GME Graphics Controller" が現われます。

  7. この段階で、Windows Update が利用できる (インターネットに接続する) 状態で、通常の再起動を行います。

  8. 自動的に 4 つのドライバーがインストールされます。

    6. i.
    1. Windows Update → "予め構成された" フォルダーの順に検索され、 "ビデオコントローラー(VGA互換)" に "Intel(R) 852/855 GM/GME Graphics Controller"、 "ビデオコントローラー" にも "Intel(R) 852/855 GM/GME Graphics Controller" がインストールされます。

    2. この 2 つで準備完了の通知がありますが、注意しなければならないのが、引き続いてのインストールがあることです。閉じずにそのまま待ちます。
      6. ii.
    3. かなり (10分程度) 待たされる場合がありますがインストールが始まります。2 つの "識別できないデバイス" に "Intel(R) Graphic Chipset (KCH) Driver" と "Intel(R) Graphic Platform (Soft BIOS) Driver" がインストールされます。

    4. 再起動が必要なのですが、通知されません。自分で再起動します。

    5. 6. iv.
    6. 再起動後に、デスクトップのコンテクストメニューに "出力先" と "ディスプレイモード" の 2 つが追加されます。

  9. コンテクストメニューの操作は少し難解なので記述しています。

    1. 背面の VGA Dsub 15 ポートにディスプレイを接続すると、ディスプレー表示の変更 (デスクトップのコンテクストメニューの "画面の解像度" から) に 2 つのディスプレイが表示されます。

    2. [識別]するとそれぞれのディスプレイの番号が確認できます。クローン出力 (ポートを共有) をしている場合は同じ番号になります。

    3. 7. iii
    4. クローン出力モード

      1. 拡張ディスプレイモードからクローン出力に切り替えるには、先ず、ディスプレイ表示の変更で、ディスプレイを選んで 1 つ (通常外部モニタ) を切断します。残された側のデスクトップのコンテクストメニューに "出力先" が現れるので、"出力先" から、"Intel(R) Dual Display Clone" を選んびます。

      2. 外部 "PCモニタ" ・"ノート" LCD・"PCモニタ+ノート" の切り替えが可能になります。切り替えは、[Fn]+[F10] でのトグル、"グラフィックのプロパティ" などからも可能です

    5. 拡張ディスプレイモード

      1. クローン出力モードから拡張ディスプレイモードに切り替えるには、デスクトップのコンテクストメニューの "拡張ディスプレイ" を選びます。外部モニターをメインにして切り替わります。LCDをメインにして外部モニタに拡張する場合は、ディスプレイ表示の変更でディスプレイを選び、メインを切り替えます。
        メイン側でタスクなどの操作を行います。

"標準VGAグラフィックアダプター" と "Intel(R) 82525/82555 GM/GME Graphics Controller" アダプターの違い

標準VGAグラフィックアダプター Intel(R) 82525/83555 GM/GME Graphics Controller"
スリープ無効 スリープ有効
ラップトップ LCD のみ出力 外部モニターにデュアル出力
最低レベルのパフォーマンス 心持ち改善したパフォーマンス
働かないスクリーンセーバー 働くスクリーンセーバー
DirectX は 8 DirectX は 9. しかしメモリ不足

"標準VGAグラフィックアダプター" に戻す

XDDM グラフィックドライバーはそもそも非サポートなので、インストール時の振る舞いは、なかなか怪しく、不明なことが多いものです。"グラフィックコントローラ(VGA互換)→"標準VGAグラフィックアダプター"、"グラフィックコントローラ(VGA互換)→i852/855gm と被さるようにドライバーがインストールされるようで、インストールに失敗すると、混乱した不整合が生じるようです。それで、i852/855gm ドライバーのインストールを再び試す場合などで、正常に働く "標準VGAグラフィックアダプター" に戻すには、

  1. 普通には、
    4.
    5.
    1. 通常モードで、デバイスマネージャのデバイスのプロパティーから i852/855gm の全てのドライバー削除します。
    2. もう一つの i852/855 も削除 (デバイス自身の削除) します。
    3. 通常モードで再起動し、2.i. の [休止状態] の確認をして見ます。通常では現われません。現われれば、それで OK です。
    4. [休止状態] が現われない場合、再度、通常モードで再起動し、もう一度確認して見ます。OK なら OK です。800x600 の解像度にリセットされるので元に戻します。
    この状態が正常な再構築のようです。

  2. しかし、それでも [休止状態] が現われない時は、アダプタ情報 "標準VGAグラフィックアダプター" は正しいのに、正しいドライバーがインストールされていない不整合が発生しているようです。ドライバーを指定してインストールしなおします。
    1. セーフモードで起動し、デバイスマネージャから "標準VGAグラフィックアダプター" のドライバーを更新します。それで
    2. コンピューター上を検索し、互換デバイスの一覧から "標準VGAグラフィックアダプター" を選んでインストールし、セーフモードで再起動します。
    3. 通常モードで再起動します。[休止状態] が現われると OK です。800x600 の解像度にリセットされます。

  3. これらの手順で、ドライバーのインストールされない "ほかのデバイス" として現われる場合は、デバイスの種類の情報も不整合を生じているようです。種類の情報を指定し、ドライバーをインストールしなおします。
    1. セーフモードで起動し、2 つのデバイスを削除してセーフモードで再起動します。"ほかのデバイス" として、ドライバーのインストールされない "ビデオコントローラー(VGA互換)" と "ビデオコントローラー" が現われます。
    2. "ビデオコントローラー(VGA互換)" 側にドライバーの更新を実行します。ドライバーの種類を求められたら "ディスプレイアダプター" を指定し、コンピューター上を検索し、互換デバイスの一覧から "標準VGAグラフィックアダプター" を選んでインストールし、セーフモードで再起動します。
    3. 通常モードで再起動します。[休止状態] が現われると OK です。