Windows 10 と ATi Lagacy Radeonグラフィックドライバー
Dell Inspiron D610 に Windows 10 をインストール
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目次
  2005年発売の Dell Inspiron D610 に Windows 10
  互換性テスト環境でインストール (SigmaTel C-major Audio)
  基本ディスプレイアダプターの問題
  INF ファイルで強制インストール (ATi Radeon X300)
(ドライバーの入手)
(重要: 高速起動の停止)
(INF ファイルの修正)
(インストール)
  参考:
ドライバーの入手法
失敗したとき
devcon で Wi-Fi リスタート
Windows 10 をインストールした旧〜い PC たち



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2005年発売の Dell Inspiron D610 に Windows 10

現用の Dell Inspiron D610 は 2005年2月に発売された Windows XP 搭載機で、XP サポートの終わった年に Windows 7 にアップグレードしたものです。幸い ATi Radeon X300 を別付けする BTO 機だったので、旧い WDDM ドライバーが入手できました。Windows 10 へのアップグレードを試してみました。

D610 は
CPU…Intel Pentium 4 M730 (SSE2 対応,xD ビット対応,PAE 非対応)
クロック…システムバス 1.6GHz,メモリバス 533MHz
グラフィック…i915GP チップセット,別付け Radeon X300
というPCです。

Windows 10 をインストールしてみると


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互換性テスト環境でインストール (SigmaTel C-major Audio)

オーディオは SigmaTel C-major Audio ドライバーが正しいドライバーです。手っ取り早い方法はDell のサイトからダウンロードできるXP SP3 以降のドライバーを試しにインストールしてみることです。INFファイルでインストールできますが、比較的安全な互換性テスト環境でインストールしてみます。
    1.
    2.
  1. インストーラーアイコンを右クリックしてコンテクストメニューから 互換性のトラブルシューティング を選択⇒

  2. 問題を検出した後、問題のトラブルシューティングを選択⇒

  3. 3.
    4.
  4. 気づいた問題 の、以前のバージョンで動作していた〜 にチェック⇒

  5. XP 用ドライバーなので Windows XP Service Pack 3 を選択⇒

  6. 5.
  7. 〜互換性設定をテスト〜 で、 プログラムのテスト をクリック⇒

  8. タスクバーに現れたアイコンをクリックしてアカウント制御ダイアログを前に出し、実行します。

    インストールを開始すると、互換性テスト環境でインストーラーが指定されたフォルダに自己解凍し、その後にインストーラーが起動されてインストールされます。有効なインストールなら、機能します。テスト環境ではスクリーンショットが撮れません。⇒

  9. 6.
    7.
  10. 〜完了〜で、〜設定を保存〜⇒

  11. 〜完了しましたで解決済みなら終了します。⇒
D610 のWindows XP 用インストーラーを XP SP3互換性テストの環境下で起動させてインストールできました。



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基本ディスプレイアダプターの問題

グラフィックは「基本ディスプレイアダプター」のドライバーがインストールされます。「基本ディスプレイアダプター」はワイドスクリーンや外部出力に対応していません。このモデルは 4: 3 の LCD を搭載しており、ひしゃげた出力にはなりません。また、1400×1050 も出力できています。 このグラフィックではスリープがありませんが、シャットダウン後の起動は高速起動しているらしく、それまでより30〜40% 速く、一方再起動は従来の起動プロセス程度に遅いという特徴があります。取り敢えず、使えました。

しかし、DVD再生やYouTube再生では音切れがあったりやスムーズな再生ができません。



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INFファイルで強制インストール(ATi Radeon X300)

ATi Radeon X300は最初期のWDDMドライバーで働いたグラフィックです。インストールを試したところ、高速起動に対応できないものの、動作し、ほぼ上の不都合が解消します。本来は ATi Mobility Radeon X300 ですが解像度の変更が画面サイズに合わせて伸縮しないという難があるのでデスクトップ版ドライバーをインストールしました。

互換性テスト環境でもインストールできますが、INFファイル(情報構成ファイル)で強制インストールしてみます(32bit 版Windowsのみ)。インストーラーがない場合はINFファイルでインストールすることになります。

正常動作は保障されないので、回復ポイントを設定した上で実行し、致命的な失敗をした場合に元に戻す準備をしておきましょう。

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(ドライバーの入手)

ドライバーは ATiの10-2_legacy_vista32-64_dd_cccを使うことにします。現在でもAMD社のサイトから入手(Catalyst Software Suite)できます。

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(重要: 高速起動の停止)

ATi Legacy ドライバーはWindows 10 推奨でデフォルト設定される高速起動に対応していません。そのため、そのままでは、シャットダウンし、再び起動したときにブラックアウトします。(そうなった場合は、電源ボタンを押してスリープさせ、再度電源ボタンをおして回復させるとブラックアウトから逃れられます。)高速起動を停止してこれを回避します。

    1.
    2.
  1. を左クリック→ システム をクリック⇒

  2. 電源とスリープ をクリック→関連設定の 電源の追加設定 をクリック⇒

  3. 3.
    4.
  4. 電源ボタンの動作を設定〜 をクリック⇒

  5. 現在利用可能でない設定を変更〜 をクリック⇒

  6. 5.
  7. 高速スタートアップ〜 のチェックを外して無効に⇒

  8. 変更を保存 します。⇒


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(INFファイルの修正)

    1.
  1. 先にデバイスマネージャーのディスプレイアダプターから基本ディスプレイアダプターのプロパティを開き、詳細→ハードウェアID からその値を取得します。

  2. 10-2_legacy_vista32-64_dd_ccc.exeを実行すると、決められたフォルダ C:\ATI\Suportフォルダに自己解凍し、インストーラーが起動しますが、このタイミングでキャンセルしてインストールを止めます。

  3. INFファイルの格納されたフォルダC:\ATI\Suport\10-02_Lagacy_vista32-64_dd_ccc\Packages\Drivers\Display\LH_INFを開き、その中のCL_95951.infをエディター(メモ帳)で開きます。

  4. X300を検索します。幾つかのRadeon X300/X500/X1050 Seriesが見つかりますが、ati2mtag_RV370系とati2mtag_RV380x系の2種に分かれています。RV380x系で試みました(両方動作するようです)。RV380x系のどれか1行を複製し、”Radeon X300/X500/X1050 Series” = atim2mtag_RV380x, PCI\VEN_1002&DEV_5460 と書き換えで保存します。書き換え情報は先にデバイスマネージャーから取得したハードウェアIDの値の内、&SUBSYS〜 を除いたものです。

  5. NFファイルに互換性の範囲のハードウェア ID が存在するようになると、互換性テスト環境でもインストールができるようになります。そうでない場合は、〜ドライバーが見つか〜 ったが〜エラー〜のためインストールされません。


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(インストール)

    1.
  1. 通常モードでは、基本ディスプレイアダプター が最新とされてインストールできません。デバイスを削除しても再起動すると元に戻されてしまいます。セーフモードでインストールしなければなりません。
    セーフモードで起動しなおします。を左クリック→設定→更新とセキュリティ→回復→PCの起動をカスタマイズ〜で 今すぐ再起動〜 します。

  2. 再起動後、トラブルシューティング→詳細オプション→スタートアップ設定→スタートアップ設定から 再起動 とクリックして進みます。スクリーンショットは撮れません。⇒

  3. さらにシステム全体の再起動後のスタートアップ設定でオプションメニューに従ってセーフモードを有効にして起動(キー4の押下)します。スクリーンショットは撮れません。⇒

  4. 4.
    5.
  5. セーフモード上でデバイスマネージャーを起動します。ディスプレイアダプター の 基本グラフィックアダプターを右クリックし、ドライバー〜の更新をクリック⇒

  6. コンピューターを参照〜 をクリック⇒

  7. 6.
    7.
  8. 〜一覧から選択〜 をクリック⇒

  9. ディスク使用 をクリック⇒

  10. 8.
    9.
  11. 参照 をクリック⇒

  12. INFファイルのある場所から修正したINFファイルを開く⇒

  13. 10.
    11.
  14. 参照先を確認して OK をクリック⇒

  15. ドライバーが変更されるので 次へ。インストールが開始されます。⇒

  16. 12.
    13.
  17. 発行元の検証を無視して〜インストールする をクリック。インストールが続きます。ディスプレイが途中でフラッシュされ、動作の可否は別としてインストールされたことが分かります。⇒

  18. 更新完了するので 閉じる をクリック。

  19. 14.
    15.
  20. ハードウェア変更のスキャン を実行。構成情報と実際のインストールの不一致を回避します。⇒

  21. 更新したアダプターが確認できます。

14.
通常モードで再起動します。起動時間が1.5倍程度(Windows 7と同じ程度に)長くなりますが、ブラックアウトなしに立ち上がります。DVDやYouTubeの動画もほとんど問題がない程度に改善します。

また本来の解像度が 1400×1050 だったのが1280×1024となりわずかに変形します。Mobility Radeon X300系では解像度の変更が実画面サイズに拡大して追随しません(1024×768に設定すると外側の大きな暗部の内部にピクセルで設定されたとおりの表示域が形成される)が、Radeon X300系では実画面に追随します。



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参考:


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ドライバーの入手法

  1. Windowsのインストールやアップデートでドライバーがインストールされない場合は自力で行う必要があります。インボックス (Windows が保持しているドライバーパッケージ群で、ベンダーが提供したりMicrosoft社が追加したりしている。インストールすると正常動作の可不可に関わらずインボックスに入る) にあって、手動でインストールできる場合もありますが、そうでなければ入手しなければなりません。

  2. 2.
  3. ハードウェアのベンダーや種類は、デバイスマネージャーで該当のデバイスのプロパティの詳細からそのハードウェア ID を知り、インターネットで検索をかければ分かります。

  4. ダウンロードについては、デバイスベンダーのサイトやPC ベンダーのサイトは信頼できますが、共有サイトからダウンロードする場合は、ウィルス感染を避けるため、インストーラーによる高速インストールや自分のPCに必要なドライバーの自動検索を避け、ダイレクトダウンロードが可能なサイトを選びましょう。(例: CNET は ZIP ファイルで提供し、元のパッケージを解凍します。)

  5. ドライバーの INF ファイルのカタログにデバイス名が載っている場合、ハードウェア ID の互換部 (&SUBSYS〜より後ろを除いたの部分) を修正した行を付け加えればインストールされます。デバイス名の = の後ろのタグでインストールされるドライバーや設定、レジストリーに書き加えられる記述が決められています。

  6. 正常動作は保障されないので、回復ポイントを設定した上で実行し、失敗した場合元に戻す準備をしておきましょう。


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失敗したとき

(ドライバーの削除)
インストールできなかった場合は問題がありませんが、インストールしたものの正常に動作しない場合は削除します。
  1. セーフモードでデバイスマネージャーを開く⇒ドライバーを削除するデバイスのクラスから、デバイスを右クリックしてプロパティを開く⇒ドライバータグから削除をクリック⇒

  2. 2.
    3.
  3. ドライバーソフトウェアの削除〜にチェックを入れ、OK をクリック。関連するドライバーすべてが削除されます。⇒

  4. 削除完了後に操作メニューから ハードウェア変更のスキャン を実行。 デフォルトドライバーがあれば削除されたドライバーに代わってインストールされ、なければドライバーのないデバイスとして表示されます。

(インボックスの整理)
INF ファイルで強制インストールしたデバイスは、動作すれば互換性のあるものとして、エラーがあれば削除しても非互換のものとして登録されてしまいます。無害ですが
  1. Devcon.exe は Microsoft 社が提供する開発者用 WDK に含まれるツールで、コマンドラインからデバイスを操作できます。https://developer.microsoft.com/ja-jp/windows/hardware/windows-driver-kit から入手し、インストールしたら C:\Program Files\Windows Kits\10\Tools\x86\devcon.exe を C:\Windows フォルダに複製します。開発者でなかったら WDK をアンインストールします。⇒

  2. コマンドプロンプトを管理者権限で起動し
    >devcon dp-enum
    非 Microsoft 社製ドライバーパッケージを列挙します。
    (Class:) oem?.inf --- ? は番号。1 行目に Class: がないので注意
    Privider: ~〜 --- .inf、Provider の順と 2 行がセットなので注意
    >devcon dp-delete oem?.inf
    oem?.inf で登録されたドライバーパッケージを削除します。
    使用中のドライバーパッケージはエラーが表示されて削除できません。
    oem? 名です。インストールに使用した INF ファイル名ではありません。
    で、削除できます。



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devcon で Wi-Fi リスタート

Windows 10では @Wi-Fiが中断する A再接続を試みてもつながらない B切断してからキーを入力して再接続を試みてもつながらない といった障害が報告されています。Windows 7 の時と違った接続を行っているようで、うまく働いておらず失敗しているのかも知れません。
  1. メモ帳で
    @echo off
    devcon restart "PCI\VEN_〜〜"
    〜〜はデバイスマネージャーから、ネットワークアダプターの無線 LAN アダプターのプロパティ―を開き、詳細から取得したハードウェア ID の値
    を書き、restartWiFi 名 (何でもよい) で保存します。⇒

  2. restartWiFi の拡張子 .txt を .bat に変えます。
    1. を右クリック→コントロールパネルからエクスプローラーのオプションを開く⇒
    2. 表示 タブで、下方の 登録されている拡張子を表示しない のチェックを外す→ OK ボタン⇒
    3. 拡張子.txt が見えるようになるので、restartWiFi.txt をrestartWiFi.bat(拡張子変更)に名称変更します。⇒
    4. エクスプローラーのオプション→表示タブの 規定値に戻す ボタンをクリック→OK ボタンをクリック。拡張子が隠れます。

  3. Wi-Fi が切断されてしまった場合は、restartWiFi のアイコンを右クリックして管理者権限で実行すれば、数秒で再接続します。ユーザーアカウント制御ウィンドウが表示されるので OK をクリックします。


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Windows 10 をインストールした旧〜い PC たち

NEC VersaPro VY20F/RF-W (2005.10 発売)

Gateway MX-6924J (2006.7 発売)

NEC LaVie LL-550/GD (2006.8 発売)

Dell Latitude D630 (2007.5 発売)

Lenovo Thinkpad T61 7658-A14 (2007.7 発売)

WDDM 仕様の Intel グラフィックアクセラレーターは ATi Legacy のようなブラックアウトはしませんでした。

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