Tama USB Camera を Windows 10 64Bit で使う
ついでに日本語化

Web Cam が入手できない状況の中、ガラクタから 多摩電子工業の COMUNI ブランドの USB カメラが見つかりました。 XP 32Bit 時代の代物です。2005年頃に販売され、2012年にはサポートも完全に終了したようです。ドライバー CD からはインストールできません。

試した機種

ドライバーの入手

  1. デバイスタイプとベンダーID、デバイスIDを取得します。
    1. USB カメラを USB ポートに挿入します。PnPデバイスとしてデバイスのインストールが試みられ、完了します.
    2. デバイスマネージャを開くと、ドライバーのインストールされていない [CIF Single Chip] が追加されているので、右クリックしてプロパティを開き、[詳細]タブを選び、[プロパティ]プルダウンから[ハードウェアID]を選びます。表示される値が、デバイスタイプ\ベンダーID&デバイスID (これに続く&サブシステムID&リビジョンIDは取り敢えず無視) です。USB\VID_093&PID_2468が値だと分かります。
  2. インターネットで検索します。
    1. Windows 10 64Bit 版にインストールするので、[USB\VID_093&PID_2468 64bit]で検索をかけてみます。ダウンロードツールやインストールツールの必要なものは避けます。 ここここここここここ に.zip 形式のものがあります。
    2. ダウンロードします。

取り敢えずドライバーのインストール

  1. ドライバー圧縮ファイルの解凍
    1. ダウンロードした .zip ファイルを適当なフォルダに解凍します。
  2. ドライバーのインストール
    1. USB カメラの USB プラグを PC の USB ポートに挿入します。PnP デバイスなのでしばらく待つと
    2. デバイスマネージャを開く
      を右クリックし、リストから[デバイスマネージャー(M)]を選択⇒追加されたドライバーのない [ CIF Single Chip] を右クリックし、リストからプロパティを開く⇒[ドライバー]タブを選ぶ⇒[プロパティ]プルダウンから[ドライバー|V]を選んで[ドライバーの更新]を選びます。
    3. さらに、現われる[ドライバーの検索方法]ウィンドウで、[コンピューターを参照検索して~検索する]方法を選ぶ⇒[?サブフォルダも検索する]ことにして[参照...]プルダウンから、先に .zip ファイルを解凍したフォルダを選択し、[次へ]進む とインストールされます。

取り敢えずカメラの映像を見る

  1. AmCap.exe のショートカットをデスクトップに作成
    1. C:\Windows\PixArt\Pac207\AmCap.exe を右クリックし、リストから[コピー]を選びます。
    2. デスクトップ上で右クリックし、リストから[ショートカットの貼り付け]を選びます。[AmCap のショートカット]が作成されるので、名称を適当に(例: "Web Cam モニター")変更します。
  2. 映像が見られるようにする
    1. AmCap.exe を起動し、[Options]を選択⇒リストから[?Preview]にチェック⇒[Options]から[Video Capture Filter...]を選択⇒[Stream Property]タブの[?Image Flip]をチェックして上下反転⇒必要なら[?Image Mirror]チェックして左右反転、その他を調整 します。
    2. 正常に動作しています。
    3. ビデオチャットに使う場合は AmCap.exe を終了し、そのアプリケーション内の設定で、使うカメラを設定します。
  3. 残念ながら
    1. ドライバーは署名付き 32Bit、64Bit 対応版で、通常のモードでインストールできて動作します。しかし、インターフェイスが英語です。
    2. インストール前のドライバーを、Resource Hacker などを使って日本語化すると署名が破壊されてしまいます。.inf ファイルの修正もセキュリティに引っ掛かるようになりました。通常の手順ではインストールできず、仮にインストールできても再起動すると刎ねられて動作しなくなります。英語のまま使うことになります。

日本語化準備

  1. 日本語化には、.inf セットアップ情報ファイルと幾つかのドライバーファイルを編集します。そのため、
    1. 幾つかのドライバーに、日本語リソースを追加する必要があります。
    2. 署名が破壊され、インストールはテストモードで行う必要があります。、一定の条件(ドライバーのアンインストール時の注意)があるものの動作します。通常、インストールできても、正しく動作するとは限りません。
  2. 日本語化した AmCap.exe の扱い
    1. 映像ビューワで、ムービーとして保存もできる AmCap.exe はドライバーとしてインストールされるものの、格納場所から出して単独のアプリとしても使えます。
    2. .inf ファイルを修正して AmCap.exe を格納場所にインストールしないようにできます。
      1. PFC207.inf をメモ帳で開いて“[PA207AMD64.CopyApp]”を探し出し、そのブロック内 6行内の“AmCap.exe”の行を“; AmCap.exe”に書き換えてコメントアウトします。(この直近上の“[PA2070STYPE.Copy.App]”(0STYPEは、98 または 2K または XP)ブロック内での同様のコメントアウトは他のWindowsでも同じ扱いにできます。)
      2. 修正した PFC207.inf ではインストールされない AmCap.exe は、フリーソフトの ResHacker を使って、容易く日本語化できます。
        (ResHacker 本体は ここ、ResHacker の日本語化パッチはここ からダウンロードできます。)
      3. 拙作の日本語化済み AmCap.exe はここからダウンロードできます。Menu、Dialog、(あれば Strings も。AmCap.exe にはありません。)のリソースグループに日本語リソースを追加しています。ドライバーと同梱の AmCap.exe はキャプチャ映像を mpeg2 に保存するインターフェイスは機能しないので、リソースからはコメントアウトしてあります。改変によって署名が壊れています
  3. Video Capture Filter ドライバーの日本語化
    1. Video Capture Filter ドライバーの言語は PFC207.inf に記述されてレジストリに書き込まれるようです。日本語環境でのインストール用に、記述を付け加えます。
      PFC207.inf をメモ帳で開いて“[PA207.AddRegMultiLanguage]”を探し出し、その下の行 “;;English 0x409”から、そのブロックの終わる“;;Traditional Chinese 0x0404”の手前の空白行までコピペで複製します。同じブロックが 2 つできます。
      複製したブロック内コメント行で“;;English 0x0409”を“;;Japanese 0x0411”に修正し、さらに続くそれぞれの行の先頭で、“HKR,%PA%,A0409~”を“HKR,%PA%,A0411~”に、または“HKR,%PA%\0409~”を“HKR,%PA%\0411~”に修正し、末尾の“"~"”を日本語に修正します。
    2. str_Description”を探し出し、その値を書き換える(本機の例: “str_Description=Comuni USB NetCamra”)とデバイスの表示名が変更できます。他のストリングを書き換えるとインストールできません。
    3. 修正した PFC207.inf でインストールすると Video Capture Filter ウィンドウのインターフェイスは(一部を除いて)日本語化されます。
    4. 拙作の AmCap.exe をドライバー化せず、Video Capture Filter を日本語化する PFC207.inf はここからダウンロードできます。
  4. PASnap.exe ドライバーの日本語化
    1. PASnap.exe はカメラの上部に付いているボタンを押すと、スナップショットを撮り、保存するドライバーです。
    2. ResHacker によって、容易に日本語化できます。
    3. 拙作の日本語化済み PASnap.exe はここからダウンロードできます。
  5. SP207.ax ドライバーの日本語化。特に日本語化の必要化なし。
    1. SP207.ax は Video Capture Filter の カメラ別のインタフェイスを提供しているようです。この機種には不要で、.inf ファイルの追加記述で日本語化されています。他機種に対応できるかも知れないので、一応日本語化します。
    2. ResHacker によって、容易に日本語化できます。
    3. 拙作の日本語化済み SP207.ax はここからダウンロードできます。
  6. TWD207.ds ドライバーの日本語化。特に日本語化の必要化なし。
    1. TWD207.ds は TWAIN 機器用の若干のインタフェイスを提供しているようです。この機種には不要ですが、他機種に対応できるかも知れないので、一応日本語化します。
    2. ResHacker によって、容易に日本語化できます。
    3. 拙作の日本語化済み TWD207.ds はここからダウンロードできます。

インストール

  1. 試験インストールしたドライバーを削除します。
    1. デバイスの無効化
      [デバイスマネージャー]⇒[イメージングデバイス]の[インストールしたベンダのデバイス名]を右クリック⇒プルダウンリストから[デバイスを無効にする]を選択し、警告を無視して先ず無効にします。
    2. デバイスのアンインストール
      続いて同様にして[デバイスのアンインストール]を選択⇒“デバイスのアンインストール”ダイアログの[?このデバイスから~ドライバーを~削除~]にチェックを入れ、[アンインストール]を選びます。アンインストールされます。
  2. テストモードに切り替えます。.inf ファイルを改変したので、通常環境ではインストールに使えません。(今までの“スタートアップ設定”による“ドライバー署名を強制しない”起動は、開発者用のテストモードで代替されます。)
    1. “スタート”⇒[Windows システムツール]⇒[コマンドプロンプト]を右クリック⇒[その他]⇒[管理者権限で起動]を順次選択して起動します。
    2. テストモードに切り替えるコマンドを入力します。
    3. 再起動します。透かしが入ります。
  3. ドライバーをインストールします。手順は、取り敢えずドライバーのインストール 2.ドライバーのインストール i. 、ii. 、III. の項と同じです。
  4. 通常のモードに戻します。
    1. 手順は“III. テストモードに切り替えます。~”と同様に、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
    2. テストモードから抜けるコマンドを入力します。
    3. 再起動します。改変した PASnap.exe、SP207.AX、TWD207.DS は署名なしでインストールされ、働いています。子プロセスとして呼び出されたり、情報を読み取るだけのドライバーは、署名なしでも、再起動時に刎ねられないようです。
      透かしが除かれます。
  5. アプリケーション扱いになった日本語化 AmCap.exe でカメラの映像を見てみます。
    正常に動作しています。USB 2 には対応しないので、補正や効果を施すと多少カクカクします。
  6. 何せ、旧いデバイスです。削除するには
    1. テストモードに切り換え
      通常モードでアンインストールするとレジストリに無意味なデータが残るようです。
    2. デバイスのアンインストール
      通常モードで試験インストールしたドライバーを削除と同じ手順(“I.試験インストールしたドライバーを削除します。” の 1. 2.)です。
    でできます。